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どうなる⁉ 都立高入試スピーキングテスト

どうなる⁉ 都立高入試スピーキングテスト

中3受験生は2学期の期末テストが終了し、入試に必要な内申の最終確定と最後の三者面談が始まる時期になりました。こうした中で、11月27日には都立高校を目指す受験生にとって新しい取り組みが行われました。

修明学園の学習コーディネーターの柴田です。

先に述べた新たな取り組みとは、「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)」です。そこで今回は、導入の背景と実施概要についてお話ししたいと思います。

 

 

ESAT-Jとは何か!?

 

まず中学校英語スピーキングテスト「ESAT-J」(イーサットジェイ)とは、English Speaking Achievement Test for Junior High School Students)の略称で、都内の公立中学3年生を対象に行われ、中学生の「話す力」を評価する内容です。

「中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)」紹介ページ(Tokyo Portal)

 

大学入試改革や2021年度からの中学校英語教科書改訂も踏まえ、東京都では小中学校で身につけた英語によるコミュニケーション能力を、高校でさらに向上させる教育目標を掲げています。英語4技能のうち「聞く(listening)」「読む(reading)」「書く(writing)」の3技能だけで判定されていた都立高入試に「話す(speaking)」の評価を加えるということです。

テスト問題は通信教育でお馴染みのベネッセが、東京都教育委員会監修の下で作成します。

 

 

どんな問題が出題されるのか!?

 

次に、実際のテストは生徒が1人1台、専用のタブレット端末を使用して回答するコンピューター方式(CBT: Computer Based Testing)によります。問題は全部で8問あり、すべてタブレットに表示され、生徒の発声した内容が録音されます。主に4つのパートに分かれ「英文を読み上げる(2問)」「質問を聞いて英語で応答する・意図を伝える(4問)」「絵を見てストーリーを英語で話す(1問)」「英語で自分の意見を述べる(1問)」といった構成のようです。

ESAT-Jの採点はAからFまでの6段階の評価を20点満点の点数として換算し、A20点・B16点・C12点・D8点・E4点・F0点の4点刻みで調査書に記載されます。

 

入試への活用方法に課題は!?

 

最後に、都立高校入試においてESAT-Jの結果を活用し20満点分を加味し1020点満点とすることになりました。従来の都立高入試は1000点満点で、学力検査の結果を700点満点(5教科×100点=500点満点を1.4倍し700点に換算)、調査書点の結果を300点満点(65点満点を300点に換算)とし、7:3の割合(※一部の高校は6:4または5:5の場合あり)になっています。

確かに全体から見ると20点というのは決して大きい数字ではありませんが、スピーキングテストの評価が1段階4点刻みという事を考えれば、都立入試の各教科の問題がほとんど1問4~5点なので1段階に相当します。高校入試は1点2点を競い合うことが多く、スピーキングテストの4点分の評価が選抜結果に少なからず影響することは間違いなさそうです。

一方で、体調不良などの理由で受験できなかった生徒の対応で予備日が12月18日(日曜)に設けられていますが、結果的に不受験者になると、来年2月の都立高一般入試のうち英語学力検査の得点で順位を決め、同じ得点だった生徒のスピーキングテストの平均点が付与される仕組みとなっています。この点に限らず、実施に関する全体的な不公平感を理由に受験生や保護者、専門家などからスピーキングテストの中止を求める声が次第に高まっている報道が相次いでいます。ただ予定通りの実施でスケジュールが動いている以上、事態を注視しながら都立入試後にしっかりとした検証が必要で、解消すべき問題点が浮上した場合に制度や運用の見直しはすべきと考えます。

 

現段階で都立高入試スピーキングテストについてのまとめ

 

今年から都内の公立中学3年生を対象に、中学校英語スピーキングテスト「ESAT-J」という「話す力」を評価するテストが行われます。①英語4技能のうち「聞く(listening)」「読む(reading)」「書く(writing)」の3技能だけで判定されていた都立高入試に「話す(speaking)」の評価を加えるということ、②問題は全部で8問あり、生徒の発声した内容が録音され、採点はAからFまでの6段階の評価を20点満点の点数として換算し4点刻みで調査書に記載、③都立高入試においてESAT-Jの結果を活用し1020点満点とする一方で、不受験者になった場合は来年2月の一般入試の英語の得点で同じ得点だった生徒のスピーキングテストの平均点を与える、ということになっています。

 

 

さまざまな議論を生んでいるESAT-J。来年以降、都立入試にどのような影響を与えるのかについて、修明学園は今後も情報収集・情報発信していきたいと思います。

 

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