私たちは皆、読書感想文の作成に困った経験がある人は多いのではないでしょうか。ここで紹介する方法を試してみることで、読書感想文が書きやすくなるかもしれません。苦手意識を振り払ってぜひトライしてみてください。
読書感想文は後回し!?
皆さん、読書感想文は得意でしょうか。「はい」と即答できるひとは少ないのではないでしょうか。
かくいう私も、読書感想文が苦手で夏休みの宿題に出たら、最後まで残して最終日に泣き言を言いながら仕上げたものです。
決して読書が嫌いなわけではありませんでした。むしろ、この本で書こうと決めた本は、早々に読んでしまい、早々に後は書くだけにしていました。
しかし、そこから一向に進まない。
読書感想文を書く難しさ
いざ書き出しても「私は○○という本を読みました」の後が続きません。
あらすじを書いたらそれだけで既定の枚数に到達できそうですが、それでは読書感想文とは言えません。
かといって、あらすじを抜いて感想のみを書けば、「○○というところが面白かったです」、「○○というところに感動しました」といった数行で終わってしまいます。付け足していくと、「この部分も面白かったです」と箇条書きになってしまいます。これもまったく、読書感想文としての形にならない。途方に暮れるばかりでした。
良い読書感想文の特徴
そんな小学生だった私は、とりあえずそれ以前の読書感想文の文集など見てうまい人の読書感想文を読んでみることにしました。
まる写しにするためでなく、上手い人の作文を読んで参考にするためです。
その結果、私は以下のようなことが読書感想文で書かれていることに気づきました。
・あらすじは、だらだらと書かない。2、3行ぐらいで終わらせる。
例えば桃太郎であれば、「ある日おばあさんが川に洗濯に行って、流れてきた大きな桃を手に入れました。そこからは、なんと元気な男の子が生まれました。その男の子はすくすくと成長し、やがて犬と猿と雉を仲間にして鬼退治をしました」といったところでしょうか。
・そして、次が一番印象に残ったことを書いていく。
「私は、この話を読んできびだんごで犬と猿と雉が仲間になるところが印象に残りました」といったように自分の記憶に残っている部分を書いてみましょう。
・そのうえでその理由を書いていく。
「なぜその場面が印象に残ったかというと、鬼退治という命の危険をはらんだ冒険に犬や猿、雉が挑んでも良いと思うとは、きびだんごはとてもおいしい食べ物なのかと思ったからです」といったようなことです。
・自分ならどうするかを書く。
次に、自分を主人公や登場人物に置き換えて、自分だったらどうしていくかを想像する。
「私もおばあさんの立場だったら、桃太郎のためにきびだんごを心を込めて作っていきたいと思います。また、犬、猿、雉の他にもたくさんの生き物に桃太郎を助けてほしいので、もっとたくさん数を作って、うんとおいしく出来るように作り方も工夫します」
・読書が自分に与えた影響があれば触れる
最後に、まとめとして自分がその本を読んで、読む前と読んだあとどのような気づきや心境の変化があったかということに触れると良いでしょう。
ほんの一例としては、このような感じでまとめられます。
以上のパターンは、あくまでも例です。読書感想文は、本を読んで感じたことを書くことが本来の形なので、ある程度書き手の自由に書いて良いものです。しかし、自由に書くためにはある程度、書き方の基本的なパターンがないと書きづらいと思い、今回私の書きやすいと思うパターンを今回は紹介しました。
高い学習効果がある読書感想文
読書感想文は読書の体験を文章にすることで、新たな気づきを得たり、自己理解を深める素晴らしい機会となります。上の方法を例に活用し、自由に、しかし意識的に読書感想文に取り組むことで、読書体験自体がさらに豊かになることでしょう。皆様の読書感想文を書く際の一助になればと思います。
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