修明学園の学習コーディネーターの柴田です。前回のコラムに引き続き、中学受験の「転塾」に関する悩みについてお伝えします。
実は増え続けている転塾予備軍
秋11月頃になると中学受験の転塾の相談が増える傾向にあるのは、次の2つの意味があると考えています。
一つは冬期講習が直前に迫った時期であること、翌月2月からの新学年授業スタートを見据え、大手塾を中心に諸費用の先払い発生のタイミングも迎え心理的にも経済的にも負担が増すからではないでしょうか。
また二つ目は、現在の4年生・5年生を中心に夏期講習の成果を確認する時期として、9月~10月の模試成績で、残念ながら期待したほどの達成感が得られなかったからと推察されます。親目線で考えれば、わが子の学習への取り組みの不十分さや課題を多少は認めつつも、成績を伸ばしきれなかった塾側に対する意思表示としての抵抗感があるのでしょう。
ここ数年の相談事例を通して、中学受験には思いもよらぬ出来事が起こるからこそ、転塾や受験勉強を断念するという決断をせざるを得ないケースがじわりと増えてきたと感じています。
受験勉強の3つの基本
私は浅草橋教室・高砂教室において、中学受験コースへの転塾生の授業を担当していますが、「なぜ、成績が思うように上がらなかったのか?」を考え、学習の基本に立ち返るよう心掛けています。指導上のチェック項目は次の3点を挙げています。
(1)ノートの書き方が見やすく整理され、字も丁寧かどうか
(2)計算の途中式をきちんと書いているかどうか
(3)宿題を計画的に進めることができているかどうか
実は中学受験では意外にもこれらの基本事項が軽視されているような気がしてなりません。大手塾を中心に指導をする講師の間でも、点数さえ取れればその他は些末な事と考える傾向が強いと聞いています。
私の経験則では、中学受験においてノートや字の書き方が雑で何を書いているか不鮮明、計算は途中式を全く書かずいつも暗算でこなすが他方で計算ミスも多い場合、点数を充分に伸ばして志望校の逆転合格を成し遂げるのは極めて難しいと考えます。
基礎理解を定着させる目的で単元ごとの要点をノートに整理する、間違えた問題の原因をしっかりと探って対策を講じていくために解き直しノートを用意するなど、小さなことでも“見える化”は必要なのです。
受験に対する多様な価値観を受け入れる修明学園で、中学受験にチャレンジしてみませんか。体験授業と学習・進路相談をお待ちしております。